
1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と言いますが、ホンマに1月は「あっ!」という間に行ってしまいましたし、2月は気がつくと逃げてしまいました。
3月が去ってしまう前に、1月と2月のふり返りのブログをお届けしたいと思います。
1月レッスンのふり返り
まずは、レッスンのふり返り。
1月、新しい年のレッスンの始まりは、皆さんしっかりとしたごあいさつで始まりました。
幼児さんもおかあさんやおとうさんと一緒に「今年もよろしくお願いします」と言って頭を下げてくれます。
こちらも「こちらこそ、よろしくお願いします」とあいさつをするのは、心が改まる感じで、とてもいいなあと思います。
1月の間に、それぞれ今年の目標という題で、ひとことメッセージを書いてもらいました。
実は去年も「今年の目標」として、絵本作家のヨシタケシンスケさんの付録を渡して、10項目ぐらい書くものを配ったのですが、忘れずに書いて持って来てくれたのは、レッスン生の3分の1ぐらいでした。
そこで今年は、書いてもらったものをホワイトボードに貼ってみんなに見てもらうようにしたところ、反応は良かったです。
5色ぐらいのペンを用意して、好きな色で書いてもらいました。
マイブームが黄色の生徒さんがいて、もちろん選んだ色も黄色。
しっかり書けたのですが、よく見ないと見えづらいねと言いながら貼ったところ、それを見た同学年の生徒さんが「(ちゃんと見ないと読めないのが)いいなあ!」との感想で、思わず笑っちゃいました。
その生徒さんも、一部黄色で書いていました。
ピアノを弾くこと以外にも、いろいろな個性が出るものですね。

2月レッスンのふり返り
2月は発表会の案内と、出演を決めた生徒さんの曲選びが中心になりましたが、毎日の練習の習慣づけを上手く出来ないかも試行錯誤しました。
私は、自分自身が何かを毎日続けていくということが苦手で、(不思議と音楽に関してはイヤになったことがないです…笑)生徒さん達にも、練習したことを書いてもらったりはしていませんでした。
(何年か前にはチャレンジしたことがありましたが…。)
そんな中、(ブログにも書いたことがありますが)障がい児レッスンの勉強会で、「ルーティーンをつくるため」「記録に残すため」日頃のレッスンでどのような取り組みをしているか、それぞれの先生方のお話がありました。
複数の先生方が「練習シート」なるものを使われていたので、私の教室でも取り入れてみることにしました。
それと平行して、1回練習するとキャラクターの形に沿って区切られた四角いマス目を1マス塗るという達成シートなるものを用意しました。
(これも、何年も前に先輩の先生から教えてもらったものです。)
生徒さんと親御さんには、それぞれを見て選んでもらいました。
うれしかったのが、達成シートを見た親御さんが、「今のキャラクターで作りましょか?」と言って下さり、新たに旬なキャラクターの達成シートが仲間入りしたことです!
毎日書く「練習シート」と同時に「これもやりたい!」とキャラクターの達成シートをあわせて塗っている人もいたり、「練習シート」を一週間書いてみて「やっぱり、達成シートにする!」と交換する生徒さんもいたり。
ですがやっぱり大事なこととして、書くことや塗ることを忘れても、弾くことを忘れないでほしいな…って思っています。
「継続は力なり」とは言いますが、なかなか、本当にむずかしいものです。

習慣づけと子育て
ここで、習慣づけに絡めて、子育て失敗談のひとつをお話しします。
「自分が習いたい!と言って始めたことは、途中で止めてはダメだよ」と私が上の子に言ってから彼が始めたおけいこ事に、「そろばん」がありました。
低学年の一時期、まわりの子たちも習い始めて、彼もやってみたかったんだと思います。
その当時、そろばんは土日以外、毎日夕方に教室に行っていた記憶があります(定かではないですが)。
習い始めて半年もたたないうちに、「そろばん、いややなあ」と言い出したかどうか、これも記憶がないのですが、私の方が常に「途中でやめたらアカン」的なことは言ってたと思います。
そこで、彼なりに考えたのでしょう。
そろばんのカバンを持って「は」出て行ってました。
場所は近所で、友だちと一緒に行っていたので、当然、行ってると思いますよね。
ところが彼は、友だちと公園に行って野球をしていたんです。
発覚は、そろばんの先生からのお電話でした。
「最近、お休みが続いていますが、どうされました?」
「は?」
下の子も小さかったので連れて、心当たりのある公園に走りました。
で、遊んでいる彼を発見!
しゃーないですよね、そんなにイヤやったら続けてる意味もないでしょうし。
彼を連れて、そろばんの先生に謝りに行きましたが、そろばんはそれでおしまいでした。
今の生徒さんの中にも、親のいう通り、イヤイヤでピアノのレッスンを続けている生徒さんもいることでしょう。
そろばんと違うのは、ピアノのレッスンは毎日あるわけではなく、家での練習の取り組みの仕方が大きいということ。
それはイコール、自分と向き合うということ。
10才ぐらいまでにそれがきちんと習慣づけられていると、何事に対しても、自分自身で考えて出来ることが当たり前になるように思います。
以上の話を聞くと、そろばんの方が続けるのがまだ簡単で、ピアノは難しいと考えてしまうかもしれませんが、そう単純な話ではありません。
そろばんをさぼってやめた彼も、ピアノは大学に入るまで続けて、発表会にも出演していました。
この場で私が言いたいことは、私も子育てはたくさん失敗してきたと思っていることと、イヤイヤ言いつつも現時点でピアノを習い続けている子どもは、それだけでもすごいということです。
ズル休みが続いたら考えものですが、そうでもなければ、まずは今の子どもを誉めて肯定する気持ちを持ってあげてください。
不安なことがあれば、私で良ければ相談に乗るので気軽にお声がけください。
終わりに
月日が経つのは、本当に早いですね。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。