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クリスマス会に向けての準備2:伴奏をルート音のみにすれば、ラクにかっこよく弾けてやる気アップ!

日中も気温が上がらず、はっきりと冬の気配が感じられるようになりましたね。

街はクリスマスモードいっぱいで、NARI音楽教室もクリスマス会用の曲のレッスンが中心になっています。

 

自分やお子さんの練習ははかどっていますか?

楽譜を見て後ずさりするような生徒さんに対して、私に何ができるのか考え続ける日々です。

 

実践している工夫の1つとして、伴奏をコードのルート音のみに簡略化して弾いてみてもらっています。

かんたんに説明すると、コードとは和音、ルート音とは和音の一番低い音でコード名にも使われる音です。

(たとえば、ド・ミ・ソを同時に鳴らす和音は、ドが英語表記でCなので「Cコード」になります。)

ルート音のみの伴奏でも、それにメロディーを重ねるとあら不思議!ちょっとかっこよくなります。

 

かっこよく弾けると、テンションが上がりますね。

クリスマス会はとくに選曲の自由度が高いので、好きなポップスも弾けます。

やっぱりハノンのような練習曲よりも、弾きたい曲で新しいことを覚えたり技術が上達したりするほうが、がぜん楽しいですよね。

たとえば上記のようなルート音演奏法なら、ルート音を意識して弾くようになるので、コードを自然に覚えていけます。

 

「メロディー+ルート音のみ」で演奏できるようになったら、手が届くならルート音に1オクターブ上の音を足してみます。

また、ルート音のリズムを変えてみたりしても楽しいですし、良いトレーニングにもなります。

これらも弾けるようになったら、次は「コードのルート音+1音」に挑戦、と段階が踏みやすいのもルート音演奏法の利点です。

 

ただし、クリスマス会では楽譜どおりに弾ききることにはこだわっていません。

時間をかければ弾けるようになるとしても、あまり長く同じ曲を弾き続けると飽きてしまうかもしれませんからね。

クリスマス会はとにかく楽しむ。

とくに自分も演奏に参加することを、精いっぱい楽しんでもらえればと思います。

 

あ、ちなみにルート音演奏法は、ポップスが基本です。

クラシックではあまり使えません。

そこで、クリスマス会でコードや両手演奏に慣れてもらって、来たるべき春の発表会に備えてもらえたら……なんてことも考えています。

 

以上、今回は伴奏をルート音のみにする練習方法についてお話ししました。

あれこれとレッスンを工夫して、やる気を出してくれると先生冥利に尽きます。

あこがれの曲がかっこよく弾けるようになって、理想の演奏に近づけるように今後も応援していきますね!